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カタコトノユメ

このページは全体的にネタバレなど、過度の妄想が含まれております
もちろん原作者さま方々へはまったく関係ありません。
嫌悪感をお持ちの方や、キャラのイメージが崩れるのがイヤという人は見なかったことにしてくださいませ
尚 あくまでも管理人 妄想の範囲であり、文章が中途半端になるのが嫌いな人へも読むことをオススメできません
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2025/01/16[Thu]
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2009/12/24[Thu]
ディグレ (歩みだすモノ) ( その他 )
メインかどうかはわからないけどもアレン君のヒロインさん
ちょっと師匠より
たぶん初恋は師匠で父親然り兄のようには大切に思ってると思うよ。(でもなんでこんなのがいいんだろうとも思ってるよ!←)
ちなみに書いたのは '09、03/09 なんで結構古いデス
書き直しも見直しもほどほどなので・・あはは~;

あ!メリクリ、ハピメリ!
がごん、とまるで何か硬いもので地面を叩き割ったかのような音が響く
読みかけの本に枝折を挟み、顔を上げた
( また、あの師匠は・・・ )
音の原因だろう人物の妖笑が容易に想像でき、溜息を吐いた
たしか、アレンと話をしてるはずだったんだけど
腰掛けていたベッドから立ち上がり、しかたなく部屋をでる。
すると丁度彼らの部屋から自分と子弟の師匠が顔を見せた
紫煙を燻らせ浮かべるのは思ったとおりの妖笑で、今度は何をしたんですかと視線で訴えた
「なに、面倒だったんで眠らせただけだ」
「・・・何処に行くつもりですか」
ドアに寄りかかり、言葉を待つ
彼が出かける。自分は、自分達に「付いて来い」と彼は云わなかった
ということは連れて行く気はまったく無いということだ
悲しいとも寂しいともいえない、脱力感と諦め。
いつかこうなるんじゃないかとは、分かっていたのだ
彼はいつも遠く彼方を視ていたから。

「少し野暮用だ・・・馬鹿(アレン)と共に黒の教団へ向かえ」
「師匠も一度戻ったらどうですか?呼び出し、掛かってるんでしょう?」
彼が歩いていく背中に、揶揄するように言えば彼は鼻で笑って外へ手をかける
決して引き止めようと思っての言葉ではない
ただ、あまり無茶をしてほしくないだけ。
――そんなことを、言いたくないからこその、コトバ
「嫌いなんだよ、あそこ」
「知ってます」
ばたむ。と閉められたドアに溜息を付く
あぁ、部屋の惨状を目にするのが果てしなく恐ろしい
まったく、たまには少し彼のことも考えてあげればいいのに。
後処理に動く身にもなってほしい
彼の遺した紫煙の消えるまで、ただドアを見つめ彼方をみつめた



のみつめる未来さきに、欠片の幸せがあるようにと。




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