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カタコトノユメ

このページは全体的にネタバレなど、過度の妄想が含まれております
もちろん原作者さま方々へはまったく関係ありません。
嫌悪感をお持ちの方や、キャラのイメージが崩れるのがイヤという人は見なかったことにしてくださいませ
尚 あくまでも管理人 妄想の範囲であり、文章が中途半端になるのが嫌いな人へも読むことをオススメできません
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2025/01/16[Thu]
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2009/12/25[Fri]
ディグレ (亡失の森の狗) ( その他 )
ラビのお相手は不思議天然っぽいBLDです←
嫌いって人はお友達以上恋人未満で・・今回ラビ出ませんが。(笑)
 フィスト、自分を責めてはいけません
責めるさ。だって、貴方を殺したのはボクだ・・・
 私は貴方の為に燃え尽きようとしてますが、貴方の所為ではありませんよ
違う、ボクの所為だ。ボクが、弱かったから。
――だから、守れなかった
 私は、ずっと、貴方の傍に居ます
 強く、強く在って下さい

分からないよ。何が、強いの
ボクは、貴方を守れないぐらい弱いのに、どうして、そんなこと云うの?
 教団、へ。
笑顔の彼は崩れるように風に溶ける
師の代わりに目の前を埋め尽くすのは、深い緋色
燃ゆる炎と、浮かぶAKUMA。
( ゆるさない )
手の中に残った、彼のイノセンス
そっと握り締めて、現実を切り離すように閉じた瞳を開ける
炎により、より一層あかく紅く染まる、真紅の瞳
悲しみか怒りか。良く分からない感情が、ぐるぐるぐるぐると頭を支配する
「イノセンス、発動」
すると成り行きを見守っていた一匹の狼が、すっと彼を守るように前に出で立つ
漆黒の毛並みは存在を主張するように淡く光り、胸に埋め込まれたクロスは月の光りのように綺麗に輝いていた
「 Z e r s t ö r u n g 」
低く呟く
すると狗は理解したかの様に空に躍り出た
一回の飛躍で空に飛ぶ球体を一つ破壊すると、風の上に立つかのように軽やかに、次のAKUMAに向かう
戦闘によって舞う砂埃
AKUMAが壊れる破壊音
三つ目を破壊したところで、レベル2のAKUMAが姿を現す
人型を取るソレに、同じように立ち向かう
相手の力量は自分よりも少し高いぐらいか。
伝わる殺気でそう判断するも、ひるむつもりはない
ぐっと強く、血が滲むほどに手の中のものを握り締める
ガッ!
速い・・・、大狗の足元に弾が掠る
見えなかったわけじゃない。しかしそれは掠めるほどに目に映った程度・・・
もっと、もっと早く
狗の脚と同じところから流れる血にも気に留めず、神経を研ぎ澄ませていく
頬に腹部に、呼応するように大小さまざまな傷が出来る
それと同時に、彼が集中すればするほど、願えば願うほど、狗のスピードは格段に上がっていく
ガツッ!
とうとうスピードについて来れなくなったのか、弾丸に掠ることなく避ける犬にAKUMAが発狂する
冷静さと正確さを失ったものを壊すのは容易い
鋭いつめでボディーを裂き、ペンタクルに噛み付く
狗は爆発する間際に飛びのくと、少年の傍に軽々と着地した
「Ermüdung」
いたわるように優しく漆黒の毛艶やを撫でると、狗は満足したように手に鼻を摺り寄せた



炎の燃ゆる世界に独り、亡くした人を悼んで 雫をおとす




ドイツ語で「Zerstörung」は破壊
「Ermüdung」おつかれさま という意味です
狗=狼。見た目はあまり変わらないので此方の表現が使いやすかったり。
そして何が難しいって、フィストさんのの戦闘シーンが一番むじぃ

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