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カタコトノユメ

このページは全体的にネタバレなど、過度の妄想が含まれております
もちろん原作者さま方々へはまったく関係ありません。
嫌悪感をお持ちの方や、キャラのイメージが崩れるのがイヤという人は見なかったことにしてくださいませ
尚 あくまでも管理人 妄想の範囲であり、文章が中途半端になるのが嫌いな人へも読むことをオススメできません
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2025/01/16[Thu]
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2009/12/16[Wed]
某探偵。 ( その他 )
この前の話とは別です
キッドというよりは白馬くんとの対話
二人とも親の知り合いとかで会ってる幹事の中です。

「警部、私は帰っても・・・?」
「何を言ってるんだね、怪盗キッドからの予告上が届いたんだぞ!!」
ぎらぎらと獲物を狙う目
あぁ、もう。あと一時間でいいから、あの気障な怪盗の予告上の電話が届かなければかえれたのに。
溜息と共に帰り支度の済んだ鞄を放り投げたくなった
「警部、勤務時間が・・・」
「超勤を付けといてくれ。」
粘ってみるものの一向に取り合ってはくれない
せめて、彼の出す予告上のパズルが楽しければ多少の文句も飲み込まれるだろう
しかしそこへ行くまでが問題なのだ。自分のこの性格は。
「警部せめて夕飯を、」
「後だあと!行くぞ唯色!!」
引きずられるように警察署をあとにする
これなら迷わず1課に居たほうがよっぽど楽だったかも知れない。精神面しかり。ただ、あの過酷労働はいただけないが。
ばたりと閉じられた車内。流れる景色を視界に捕らえながらコレが帰りの電車ならどれだけいいだろうと溜息を付いた

「・・・、」
キラキラと光る大粒の宝石
予告上の文字を辿る瞳と、離れない手。
別にそれはいくらでも差し上げよう。しかし反対に掴む手は早急に離していただきたい。私はおなかが空いたのだ
大して謎でもないレベルのただの予告上にがっかりしたのも束の間、何故か懐かれてしまった高校生探偵の少年が手を離してくれない
彼の思い出話はとても楽しい。聞いていて飽きない。多少強引なところもあれど凄く持てるだろうことが容易に想像できる
私も現在ない余裕というヤツがあれば話も聞いてやる
しかし、今はとても切羽詰まってるのだ
おなかは空いたし見ようと想ってたDVDも結局は来週の休みまで我慢だ。
もう早く帰ってお風呂に入って寝たい。仕事なんか嫌だ
「咲祈さん?大丈夫ですか?」
失笑を零す彼ににへらと笑う
うーん・・・顔に弱いのも大概にしなくては。
「あのね、白馬くん。私帰りたいんだけど、」
「中森警部に見張っとくよう言われたのですが・・・」
(あんちくしょう!)
ぶー、と頬を膨らませる
まったく迷惑な話だ
私だって私の(まったりするという私にとったら大切な)予定ってモンがあるのにさ。
「いいんですか?華篠の父君が泣きますよ?」
「アレは別に。いい、んだけど・・、はぁ。コネで好き勝手してる以上はそれ相応の仕事はするよ、うん。」
仕方がないとポケットから煙草を取り出してライターへ指をかける
あきれた彼に背を向けて煙を吸い込むと多少ほっと落ち着いた
「ただ、今回は、君がいるなら帰りたいと想っただけ」
「それはどういった意味で?」
判ってて聞いているというニュアンスの言葉に、眉根を寄せる
鞄から取り寄せた携帯の灰皿のふたを多少乱暴に開けた
「ほんと嫌な感じに育っちゃったね、白馬くん。
もちろん君が居たら私は要らないって意味でだと思うよ?」
かつり、音を立てて燃え尽きた灰を落とすと、もう一度煙を含む
「褒め言葉として受け取っておきましょう。」
困った顔をして笑った少年は、すっと此方の距離を縮めてその手を伸ばす
何をするかとみていれば鮮やかな手つきで手から煙草が奪われ、私の持つ灰皿の淵で火を消される
あぁ、もったいない
「煙草、だめだった?」
「いいえ?でも、女性が吸うものではないですから」
控えてくださいね?と困ったように笑う彼に、本当に困った感じに育ってくれたと何度目かになる溜息を零した


白馬のいう華篠は唯色の父方の名
唯色優希は偽名に近いがまぁ理由は思いついてから(え?←

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